こんにちは!
冷え性には生姜が良いって聞いたことありますよね?
イライラしている人に「カルシウム足りてないんじゃない?」なんてセリフを言っている人、みたことありません?
もしくは言っちゃいません?
それ、もしかしたら全く合っていないかもしれませんよ!
実際のところどうなのか?について調べてみました。
さて、生姜はほんとに冷え性に良いのか?
イライラ解消にカルシウムは有効なのか?
さてさてーー!
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目次
冷え性に生姜ってほんとに効く?
冷え性改善には生姜が良い!ってめちゃくちゃ聞きません?
一時流行ったのは『生姜紅茶』ですね。
筆者も大好きでよく飲んでいましたし、今でも飲みます。
身体がポカポカして温まりますよね。
では実際のところ、生姜の効果ってどうなんでしょうか。
生姜の何が冷えに良いの?
生姜は昔から漢方にも用いられ、風邪や冷え性対策の定番として知られています。
その効果はきちんと科学的にも証明され、海外でも注目を集めているそうです。
その中でもよく名前が挙がっている成分が『ショウガオール』という辛み成分で、血行を促進し、内臓から身体を温める効果を期待されています。
また、発汗を促し、新陳代謝を促進させる働きがあるといわれています。
女性の冷え性は新陳代謝が衰え、血行が悪くなることから起こるといわれているため、生姜は冷え性に良い!と言われているのでしょう。
ショウガオールってどうやったら摂取できる?
冷え性に効果が期待できるショウガオール。
ただ生姜を食べるだけでは摂取できません。
生の生姜に多く含まれる『ジンゲロール』は殺菌作用が強いという効果がありますが、身体を逆に冷やしてしまう作用があります。
身体の深部から温め、血行を促し、新陳代謝を良くするショウガオールは生姜を加熱することで成分が増します。
なので
冷え性改善のために生姜を摂取するなら
必ず加熱して摂取しなければ意味がない!!
というか、生で食べると逆効果になることがある!!
ななななな、なんと!!
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冷え性改善のために生姜を摂取するならこのやり方!
先ほどお伝えしたように、積極的にショウガオールを摂取すると血行が促進します。
新陳代謝があがり、冷え性を改善する効果があるといえるでしょう。
そのショウガオール。
生姜を加熱しなければ成分が増さないので必ず加熱して摂取することが大前提なのですが、あまり高温で加熱しすぎてしまうと有効成分が壊れてしまうので注意が必要なのだそうです。
おすすめの加熱方法はこちらです!
①皮付きの生姜を1㎜ほどの薄切りにする。
②80℃~100℃のオーブンで約1時間かけて乾燥させる。
この乾燥させた生姜はビンなどに入れて保存可能です。
・乾燥させた生姜を細かく刻んだりして料理や飲み物にいれるとたくさんのショウガオールを摂取することができます。
・保温ボトル(水筒)に乾燥させた生姜をそのまま入れ、熱湯を注ぎ約3時間ほど置くと生姜白湯のできあがり。
このまま飲んでも良いし、これをベースにスープにしても良し。
めちゃくちゃショウガオールを摂れます!
身体ポカポカですよー。
ということで、
生のままの生姜をたくさん摂取しても冷え性改善にはなんの役にも立たない。
というかむしろ逆効果!
冷え性改善するには程よく加熱した生姜を摂取しなければダメ!
加熱した生姜を摂取すれば血行がよくなり、新陳代謝が上がる!→冷え性改善!
イライラにカルシウムって有効なの?
ではお次。
イライラが治まらない時ってほんとにカルシウム不足なのでしょうか?
カルシウムと聞くと、骨や歯を作っている成分という印象ですよね。
骨や歯をつくっているカルシウムが不足するとイライラする?
そんなの関係あるの?って思いませんか。
そのカルシウム。
他にもいろいろな働きをしているようです。
カルシウムの働きって何?
カルシウムの働きの一つに脳神経の興奮を抑える作用というのがあるんですって!
お!
やっぱりイライラと関係あんじゃん!って思った筆者。
でもそんなに簡単な話でもないようです。
カルシウムは人間の身体にとってとても大切な成分だそうで。(どの成分も大切だと思いますが。)
私たちの身体は血中のカルシウム濃度を常に一定に保つようにできています。
血液中のカルシウム濃度が下がった時には、骨に蓄えられているカルシウムが溶け出して補う仕組みなっているそう。
すごい!身体すごい!!
なので、食事や飲み物からカルシウムが少しの間不足しても血中カルシウム濃度がすぐに下がるわけでないので、カルシウム摂取不足がすぐにイライラに関係しているわけではなさそうなんですね。
イライラするのはカルシウム濃度の調整機能がうまくいっていない時、だといえるようです。
カルシウムの吸収をよくするものを摂取すればイライラしない?
ビタミンDはカルシウムの吸収をよくするビタミン。
なのでビタミンDを多く含む食材をカルシウムと共に摂取するといいでしょう。
ビタミンDを多く含む食材は
鮭、サンマ、イワシ、カツオ、マグロ、ブリ、サバ。
キクラゲ、干しシイタケ。
などです。
これらの食材を積極的に摂るとカルシウムの吸収がよくなり、脳の興奮を抑える効果がより得られるのかもしれません。
で?結局カルシウムとイライラは関係あるの?
今現在、イライラとカルシウムは関係がない と言われているそうです。
え?!!
ないんかいっ!!
この『イライラとカルシウム』の関係は1975年にある雑誌に「ストレス社会の原因はカルシウム不足」と載ったことがきっかけだそうです。
当時の日本はバリバリの高度成長期。
ですが、オイルショックなどの影響で高度成長期のピークを迎え、終盤が見えたことにより、深刻なストレス社会になったそう。
そのせいでみんなが強くイライラを感じるようになったみたいです。
同じ時期、食卓の欧米化が進み、それまで魚中心の食卓が肉食に変わり、カルシウムの摂取量が一気減少。
ストレス社会だ!なんかイライラする!!
↓
食卓が欧米化してカルシウム摂取量減ったよね?!
↓
うわ!!これカルシウム不足じゃん?
こういう図式だそうです。
1つの記事でこんな迷信がこんなに長く言い続けられるなんて…
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イライラが治まらない時に摂取した方がよいものってなに?
カルシウムがイライラに効果がないなんて…
じゃあイライラした時になにを摂取すればいい?
ってことで、イライラに有効な食材です。
大豆製品や乳製品、カツオ、マグロ、卵などにはトリプトファンという成分が入っています。
この成分はアミノ酸の一種で、幸せホルモンとよばれている『セロトニン』を作る材料になります。
イライラした時にはトリプトファン!!
幸せホルモンをどんどん作って、イライラなんか吹き飛ばしちゃいましょう!!
まとめ
生姜は摂取の仕方で冷え性対策に有効。
カルシウムとイライラは関係ない!
ということがわかりました。
なんと…
イライラとカルシウムの関係はちょっと驚きました。
未だに信じている人もたくさんいますよね。
生姜も生のすりおろしを紅茶に入れて飲んでいた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
逆効果だったなんて!あぁーー!
今日から筆者はオーブンで生姜を加熱して摂ります!
それからトリプトファンもたくさん摂取して毎日幸せに過ごしたいと思います。