摂食障害に苦しむ人が急増?コロナの影響?摂食障害かな?と思ったら確認することはこれ。

こんにちは!

摂食障害って聞いたことありますか?

11月18日放送の『NHKハートネットTV』で特集されるのはその『摂食障害』という病気について。

今日は過去にばりばり摂食障害だた筆者が自分の体験談も含め、摂食障害に関する情報をお伝えしていきます。

ちょっと重い内容になってしまうかもしれませんが、案外身近な病気なんですよ。

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摂食障害ってどんな病気?

摂食障害は書いて字のごとく、食を摂取することに障害が生じる病気です。

正式な病名は『中枢性摂食異常症』

症状としては大きく2つ。

①拒食症

これは食べることを極端に減らし、周囲からみれば極端に痩せているのに体重が増えることを恐れてかなりな低体重を維持するための行動が目立つ症状がでます。

カーペンターズのボーカル、カレンさんはこの病気で亡くなったといわれていますね。

出典:アメブロ

↑↑これは明らかに細すぎですね…

②過食症

一度に大量に食べ物を摂取してしまいそのことをかなり後悔する。

その後気持ちが憂鬱になったり、イライラしたり、気持ちが不安定になる。

太ることを極度に恐れ、嘔吐や下剤の乱用などをして食べたものを外に出そうとする行動が目立つ症状が出ます。

※過食だけをして嘔吐をしないことを『過食症』と呼び、過食後に嘔吐をするのを『過食嘔吐症』と呼ぶが、これらを合わせて『過食症』と定義している。

フードファイターとよばれる大食いを売りにしている方たちが『過食嘔吐症』だと暴露している記事もたくさんありますね。

最近ではこの方が過食嘔吐なのでは?と噂されたりも。

(大食いアイドル もえあずさん)

出典:pinterest

もしそれがほんとなら辛いだろうなぁ…(遠い目)

摂食障害は「食事のコントロール」が難しい病気です。

多くの研究が未だされていますが、発祥の原因は現段階では不明です。

そして治療法もこれといったものがなく、完治することが極めて困難な病気とされています。

脳を含めた生物学的要因、心意的要因、環境も含めた社会的要因など、かなり複雑に絡み合っていることが推測されます。

摂食障害は1981年に国が『難病指定』し、研究が続けられてきたのですが、平成27年に難病指定から外されました。

が、かなり長期にわたり症状に苦しむ方も多く、最悪の場合「死」に至るきつい病です。

なによりもどこに相談したらいいかわからない、どこでサポートを受けたらわからない、とても難しい病気です。

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摂食障害の症状と現状 まとめ

・摂食障害は『拒食症』と『過食症』の2つの症状がある。

・『過食症』には『過食嘔吐』という症状もある。

・未だに発祥の原因は不明。

・これといった治療法が未だ確立されていない。

・治すことがとても難しい、最悪死に至ることもある病気である。

・どこに相談に行ったらいいかわからなく、誰にも言えないままの人も多い。

コロナの影響で症状が悪化?増えている患者数。

摂食障害になるきっかけはほんとに些細なことから。

一番多いのは「ダイエット」。

気軽に始めたダイエットが原因で、いつの間にか気付いたら摂食障害になっていたという方がとても多いそう。

かくいう筆者もその一人で、中学生のころに始めたダイエットがきっかけでした。

「もうちょっと痩せたいな…」が「もっともっと痩せなきゃ!」に変わっていった時、どんどんと症状が酷くなりました。

摂食障害はただの「食べる」ことだけに関する病気ではありません。

そこには先ほども書きましたが、様々な要因が絡んでいます。

極端な自己否定感、それによる依存心、そこに対抗する自立心(こんなんじゃダメだ!と思いすぎる)、など。

摂食障害になる人の傾向として、『真面目』『こだわりが強い』『自己評価の低さ』『自己否定感からくる向上心』『愛されたいという思いの強さ』などが挙げられるでしょう。

今回のコロナ禍では、みなさんが不安な気持ちを持っているのではないでしょうか。

不安な気持ちが増大し、自室にこもる孤独な時間も増えました。

それにより、摂食障害の患者数が増えているそうです。

そして、元々摂食障害の症状に苦しんでいる方々も症状が悪化しているというアンケート結果が出たようです。

摂食障害の患者数は2019年8月の段階で日本全国で2万5000人

この数字は症状を訴えてきた人数です。

この病気の特徴として、「自分が病気だとなかなか自覚できない」「自覚できたとしても人になかなか言えない」というのがあります。

どこに相談したらいいかもわからず、人にも恥ずかしくて言えない。

そんな方たちも含めたらかなりの人数になるのではないかと思います。

コロナの影響でますますストレスがかかり、孤独感と不安感を感じる時間が増えました。

そのため、苦しんでいる方も増えたのではないでしょうか。

もしかして私摂食障害?と感じたらこれをやってみて。

ここまで読んでみて、もしかして私…?と思った方は以下のチェック項目を確認してみて下さい。

ですが、以下の項目はあくまでも目安程度に考えて下さいね。

少しでも早くわかれば対処も早くなります。

そしてもし違ったら安心しますから。

(設問は全部で19問あります。)

1、急激に体重が減少した。

2、やせたり太ったりを繰り返す。

3、体重が増えることがとても怖い。

4、体重が減っているにもかかわらず、「太っている」と思ってしまう。

5、食事に関して決めごとが多くなっている。(これは食べても良い。これは食べたらダメだ。など)

6、食べる量が極端に減った。

7、カロリーを厳密に計算する。

8、食べ物を噛むだけで飲み込まないで吐きだす。

9、いろいろな理由をつけて人と食事するのを避ける。

10、食べだすと止まらない。

11、大量の食べ物が短期間のうちになくなる。

12、悪天候や体調不良、怪我にもかかわらず、行き過ぎた厳しい運動メニューを組んで実践する。しないと気が済まない。

13、食べたあと吐きたくなる。吐かないと気が済まない。

14、下剤や利尿剤をいつも手元においている。よく飲む。

15、気分の浮き沈みが激しい。

16、不安が強い。

17、集中力や判断力が落ちる。

18、普段の活動や友達づきあいが極端に減る。食事や過活動を中心とした一日の予定を組む。

19、生理がとまる、不順になる。

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もし摂食障害になってしまったら?

上記のチェック項目にチェックが多かったら、摂食障害である可能性が高い『かも』しれません。

早めに近所の心療内科などに受診することをおすすめしますが、それもなかなかハードルが高いかもしれません。

そんな方はこちらの摂食障害情報ポータルサイトを観てみて下さい。⇒摂食障害情報ポータルサイト

まずは知ること。

そして相談できる場所や同じ症状で苦しんでいる人がたくさんいるということを知ってくださいね。

摂食障害で苦しんでいる家族がいる方も『家族会』などもあります。

1人で抱え込まず、助けてくれる機関や専門家の人がいるということがわかると安心しますよね。

11月18日放送『ハートネットTV』を観よう。

11月18日放送のハートネットTVの特集は『摂食障害と付き合いながらきょうを生きる』。

摂食障害経験者の方や家族会の方、公認心理師や内科医の方のお話しが聞けます。

経験者の生の声は実際とても参考になると思います。

筆者は病院にかからず、自力で治しましたがこれはとても辛くキツいことでした。

頼れるなら頼ろう。

そして一日でも早く、楽な楽しい日々を過ごせるようになろう。

それが今筆者が思う事です。

摂食障害は治りますよ。

大丈夫。

この番組を観よう。

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まとめ

増え続けている摂食障害患者数。

筆者は克服者です。

辛さがわかります。

渦中の時に気持ちもありありと思い出せます。

1000人に1人、この病気にかかっているといわれていますが、実際はもっと多いと思います。

誰にでもなる可能性のある病気であり、長期にわたり苦しみ、治るのがとても難しい。

まずはその病気がどんなものなのか知ることがとても重要ですね。

そしてもう一度言いますね。

摂食障害は治ります。

11月18日、一緒に観ましょう。

そしてこの病気のことを知りましょう。

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